
「ただ通り過ぎるだけの場所」
そんな印象を覆す、木の美しさが際立つ廊下空間。
新築ならではのこだわりを活かし、住まいの中で“廊下”を魅せるデザインとして取り入れた事例をご紹介します。
魅力
まず目を惹くのは、天井にあしらわれた木の表情豊かなパネリング。
まるで森の中の小径を歩くようなあたたかみがあり、玄関から奥の空間へと続く廊下が、家の“通路”ではなく“物語の始まり”を感じさせてくれます。
木目の濃淡がつくる陰影が、照明との相乗効果で奥行き感を演出し、空間に豊かさをもたらします。
アイデア
天井材に変化を加えることで、空間に視線の流れが生まれ、ただの直線廊下が「印象的な通り道」に変身。
さらに床材も同じトーンの木目を採用することで、上下から包まれるような心地よさを演出しています。
照明はダウンライトを等間隔に配置し、廊下全体がやわらかく明るくなるように設計。
空間の幅に合わせて光の強さを抑え、落ち着いた雰囲気に整えています。
ポイント
「素材の統一感」
天井と床を木で統一することで、空間全体に一体感が生まれ、家全体のデザイン性を高めています。
「圧迫感を抑える照明設計」
廊下が暗くなりがちな間取りでも、天井に適度な光を配置することで視界が広がり、安心感のある移動空間に。
「建具の色との調和」
壁や建具はシンプルな色味にすることで、木の風合いがより引き立ち、印象的なアクセントとなっています。
まとめ
住まいの中で見過ごされがちな“廊下”にも、素材と光の工夫で豊かな表情を加えることができます。
家族やゲストをやさしく迎え入れる、あたたかみある通り道をデザインに取り入れてみませんか。

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