秋田 修吾 自己紹介はこちら

リフォームとリノベーション。

現在のお住まいの改装をご検討し始めると、必ず疑問に思われる言葉があります。
「リフォーム」 と「リノベーション」。一体なにがどう違うのでしょうか?

「リフォーム」・・・老朽化した建物を建築当初の性能に戻すことを言い、壁紙の張り替えや水回り設備の入れ替えなど比較的小規模な工事。基本的に壊れていたり、汚れていたり、老朽化したりしている部分を直したり、きれいにしたり、新しくしたりすることを指す。修繕。

「リノベーション」・・・既存の建物に大規模な改修工事を行い、用途や機能を変更して性能を向上させたり価値を高めたりすること。建物の経年にともない、時代に合わなくなった機能や性能を、建て替えずに、時代の変化にあわせて新築時の機能・性能以上に向上させること。改修。

公的な区別はなく、なんとなく大掛かりなリフォーム工事をを「リノベーション」と使っていることが多いのですが、上記のような使い分けが出来そうです。そういう意味でいうと、単なる「リフォーム」工事ではなく、いわゆる「リノベーション」工事が、只今3物件、新築時以上の性能を求め工事中です。

築90年。建具屋さんに和紙ガラス入の框戸を製作してもらい、取り付け作業中。まもなく竣工を迎える中石切町のKさま邸。

 

築40年。弊社の建売住宅を中古で購入して頂いた中石切町のS様邸。断熱材を張り詰めて、性能UP。屋根瓦も刷新しました。内部造作工事の真っ只中です。

 

築34年。東山町のK様邸。お父様が建てられた注文住宅。住み継ぐための「リノベーション」。只今、解体作業始めています。主要な柱と梁と外壁を残し、がらっと変わります。

どの建物も、施主様それぞれに思い入れのある建物であり、それがあるこの土地に住み続けたいという想いがあります。それをしっかりと実現するための「リノベーション」工事。TVで放送されているような劇的なビフォーアフターも素晴らしいですが、まずは性能と機能を改善する堅実なビフォーアフターを心掛けたいところです。