“春先の陽気”などとは程遠く、今日もかなり冷え込みます。
そんな中、中石切町のT様邸では内装の仕上げ作業の真っ只中です。外は寒いのに建物内に入ると寒くない。

いつもお願いしているクロス職人さんが、明るすぎるくらいの照明の中、もくもくと作業をしています。
これくらい明るくしないといつもの精度が出せないんだなと思いながら、部屋内を邪魔にならないようにウロウロ。

見ると窓際に温度計。職人さん曰く、クロスを貼るのには、これくらいの気温。“春先の陽気”くらいがちょうどいいらしいです。寒いと、後でクロスの内部に空気が入り膨れてしまって、汚く見えるとのこと。

温度計は約12度。なるほど、この温度か。照明が多いのも、温度を上げるためだという。

一般的な家なら、電気ストーブを持ってこないといけないらしいですが、そこはさすがのスーパーウォール工法の家。裸電球の温度で十分のようです。なるほど、外は0度。そうこうしているうちに雪がパラパラと降り出す寒さです。

“春先の陽気”。なかなかいい事を聞いたなと思いながら、どんよりした空の中、自転車での帰り道は寒風が頬を切りつけます。さっき感じた “春先の陽気”が実に待ち遠しいです。