東石切町N様邸新築工事

SW工法 長期優良住宅 耐震等級3

目的別|新築

東石切町N様邸新築工事

東西に細長く、道路面と高低差のある敷地であり、これらの要件をデメリットにしない建物計画が必要でした。かと言って変わったことをせず、素直にこの敷地に家族5人がのびのびと過ごせる間取りをご提案させて頂きました。

対面キッチンではありませんが、家族との距離を近くに感じるLDKの配置。必ずしも対面キッチンがいいかと言うとそうではありません。敷地形状や家族のライフスタイルにより、様々です。そこにこだわらない事が正解となるケースです。奥行きのある豊かなLDKスペースとなりました。

リビングスペースは畳です。希望されたのは、ソファではなく、タタミスタイル。家族みんなが同じ目線でゴロゴロ出来る畳は、お子様が小さいときは特に意味のあるスペースになります。ソファの存在感がなく、広がりをより感じます。

 

素直に対面キッチンを選ばなったことで、このような余白スペースが奥様のワークスペースに。パソコンや料理本、学校の掲示物など、あったらいいなの場所が生まれました。

 

木造住宅ですが、マンションのように玄関にわずかな段差しかありません。玄関前の駐車場と建物との間に高低差があり、そのレベルは自由に設定することが出来ますので、行き来のしやすいわずかな段差の設定としました。高低差を解消するのに、基礎レベルなど苦労をしていますが、こんような産物にも恵まれます。

これも産物のひとつ。横長の洗面室。ということは、このように立派な収納スペースが出来てしまいます。洗面周りの収納は、タオルや下着類の他、日用雑貨などを納めるのにもとっても有効です。

二階は4部屋。東側のこのスペースは、上のお兄ちゃんと弟君のお部屋。将来的に間仕切りが出来るように扉も二つ。少し大きくなるまで、ここは二人の遊び場です。

 

寝室は落ち着いた色味でまとめています。木目調のクロスはささやかなアクセントとして。

西日は大嫌いだけど、このような夕陽を見ると、西側も空はやはり良いものです。石切らしい光景に落ち着く人も多いかと思われます。

 

細長い敷地を生かしたウッドデッキ。これも、この敷地形状ならではの産物のひとつ。リビングから続く、もうひとつの屋外リビング。

 

Q値(熱損失係数) 1.98W/㎡・K
UA値(外皮平均熱貫流率) 0.59W/㎡・K
ηA値(平均日射熱取得率) 2.0
C値(相当隙間面積) 0.39c㎡/㎡  

耐震等級3(最高等級) 
長期優良住宅認定
改正省エネ基準(2020年基準クリア)
第一種熱交換型換気システム採用
スーパーウォール工法 

建物性能については、このような数値で表すことが出来ます。住みやすい家、安全な家、快適な家、そして、資産価値のある家。末永く、家族を守り続けることの出来る住まいがまた完成しました。

 

建築中レポート

1. 2015年08月02日
四方祓い

四方祓い

枚岡神社での床鎮めの儀の後、現地で四方祓い。ご家族みんなで汗だくになりながらのお清めです。

2. 2015年08月02日
着工前

着工前

敷地約47坪。ゆったりとした大きさですが、建物のボリュームはコンパクトに抑え、東西に長い敷地を活かした流れのある間取りになっています。いよいよ着工です。

3. 2015年08月28日
基礎着工

基礎着工

基礎形状に合わせて、地面を掘り均していきます。床付けという作業です。

4. 2015年08月28日
鎮め物埋設

鎮め物埋設

建物の中心部に鎮め物を埋め込み、土地の神様を鎮め、工事の安全、生活の平安を祈念します。

5. 2015年08月28日
防湿シート敷設

防湿シート敷設

地面の湿気を防ぐためにシートを敷いていきます。2重貼りです。ベタ基礎仕様です。

6. 2015年08月28日
捨てコン打設

捨てコン打設

基礎の通りを出すために捨てコンを打ちます。予定通り、1日でここまで完了です。

7. 2015年08月29日
鉄筋組み

鉄筋組み

型枠を組み立て、基礎スラブ部の鉄筋を組んでいきます。基礎工事も現場監督の林を中心し、自社の大工さんが作業を行います。

8. 2015年08月30日
配筋組み完了

配筋組み完了

基礎スラブとなる鉄筋組みが完了です。明日の配筋検査に備えます。

9. 2015年08月31日
配筋検査

配筋検査

午前中は役所による検査、午後は第三者機関であるJIOによる検査。ともに問題なく合格です。

10. 2015年09月01日
型枠組立て

型枠組立て

基礎スラブの配筋検査の後は、スラブ部のコンクリートを打設、その後、基礎立上り部の型枠を組み立てていきます。

11. 2015年09月03日
基礎立上りコンクリート打設

基礎立上りコンクリート打設

続いて、コンクリート打設です。最近、天気に振り回されてますが、何とか持ちこたえてくれました。

12. 2015年09月07日
型枠解体

型枠解体

基礎立上がり部のコンクリート打設~養生期間を経て、型枠解体です。

13. 2015年09月07日
型枠解体

型枠解体

解体後の基礎形状・寸法を確認です。間違いはないはずですが、間違いがないようにです。

14. 2015年09月07日
基礎工事完了

基礎工事完了

基礎完了。高低差のある土地なので、高基礎仕様になっています。なので、基礎のボリュームが大きく見えます。しっかりとした基礎が完了です。

15. 2015年09月08日
排水管工事

排水管工事

基礎完了後は、床下の給排水管の仕込み工事です。排水ヘッダーと呼ばれるこの管は、基礎貫通の最小限に抑え、かつメンテナンス性に長けた優れものです。

16. 2015年09月15日
足場組立て

足場組立て

雨が続き。ようやく足場組みです。いい天気です。

17. 2015年09月19日
土台敷き

土台敷き

基礎に土台を敷いていきます。土台はヒノキの乾燥材を使用します。

18. 2015年10月03日
上棟

上棟

台風に振り回されて、日程を延期。レッカーやら応援大工さんのスケジュール調整。ようやくこの日を迎えました。と言わんばかりに、前半はハイペースです。

19. 2015年10月05日
上棟2日目

上棟2日目

垂木の固定はひねり金物ではなく、タルキックⅡというビスを使います。金物検査での資料として、証拠写真に収めます。

20. 2015年10月05日
上棟2日目

上棟2日目

予定通り、屋根仕舞いまで順調に進みそうです。やや暑いくらいの秋晴れです。

21. 2015年10月06日
アスファルトルーフィング

アスファルトルーフィング

屋根防水のルーフィングです。早い段階で仕上げ、雨の影響を受けにくくしておきます。

22. 2015年10月07日
外壁下地合板

外壁下地合板

SW工法の断熱パネルは、外壁面にはOSB合板がセットになっています。斜めの箇所は現場加工で取り付けていきます。施工性はよく、気密性も採りやすいです。

23. 2015年10月09日
気密作業

気密作業

機密工作ではなく、気密作業です。家に隙間をとことん少なくすることで、性能の高い断熱材の効果をより一層高めていきます。地道な作業ですが、我々の家づくりにおいては、とても重要な仕事です。

24. 2015年10月09日
金物取り付け

金物取り付け

梁柱の緊結や筋交いの固定など、耐震等級3を確保するために必要な金物を要所要所に取り付けいきます。

25. 2015年10月10日
上棟式

上棟式

枚岡神社で授かったお札は、ちゃんと屋根裏に奉納させていただきます。

26. 2015年10月10日
上棟式

上棟式

10年前にお引渡しをさせて頂いたご両親もご参加して頂きました。わずかな時間ですが、施主様とうちの大工さんとが顔を合わせます。工事の安全祈願を祈って、みんなで乾杯です。ノンアルコールです。

27. 2015年10月13日
防蟻処理

防蟻処理

シロアリ対策の防蟻処理。透明の薬剤なので見た目では分かりません。なのでシールを。

28. 2015年10月16日
アルミサッシ設置

アルミサッシ設置

最近は、LIXILのサーモスHⅡを標準で使用しています。樹脂とアルミの複合サッシ。かつ、Low-e断熱ガラスです。すべての窓の形状と大きさを計算し、断熱性能を算出しています。

29. 2015年10月17日
サッシ防水

サッシ防水

万が一、雨水が侵入してもサッシ廻りから室内への侵入をこれで防ぎます。

30. 2015年10月21日
システムバス設置

システムバス設置

給排水の床下配管も終わったので、システムバスの据え付けを行いました。標準的な1坪サイズです。これがちょうどよいかと思います。

31. 2015年10月23日
換気システム取り付け

換気システム取り付け

熱回収率90%の高効率熱交換換気システム「エコエア90」この建物の心臓部です。断熱・気密性能を高めたうえで、この換気システムを導入することで、部屋間の温度差をなくし、冷暖房効率をUPさせます。

32. 2015年10月27日
気密測定

気密測定

測定中、立ち合いたかったのですが出遅れた!すでに測定終了。社長と棟梁桑田はしっかりと立ち会っています。
1棟1棟測定し、その建物の気密性能を出すのが弊社の基準です。これをしないで、気密住宅とは言えません。

33. 2015年10月27日
気密測定

気密測定

私は出遅れましたが、そんな事は関係なく、よい結果でした。C値隙間相当面積0.39㎠/㎡。優秀すぎます。弊社基準では、1.0㎠/㎡であればOKとしていますが、どんどん数値はよくなってきています。

34. 2015年10月29日
透湿防水シート貼り

透湿防水シート貼り

湿気を逃がし、雨水の侵入を防ぐシートです。きちんと施工されているかは、また後日検査を受けます。

35. 2015年10月29日
床暖房敷設

床暖房敷設

ガス式床暖房。フローリングを貼る前に12mm

36. 2015年10月30日
天井下地組み

天井下地組み

内部の壁間仕切りに続き、天井の下地組みです。天井の上には給排気のダクトや電気配線が納まります。

37. 2015年11月01日
構造見学会1回目

構造見学会1回目

壁や天井が仕上がる前に、構造見学会を開催させて頂きました。断熱・気密・耐震の事など、今しか見れない、今だから見てほしい、そんな現場見学会です。来週日曜日も行います。

38. 2015年11月02日
フローリング貼り

フローリング貼り

床暖パネルの上にフローリングを貼っていきます。傷がつかないように貼ってはすぐに養生です。

39. 2015年11月07日
天井ボード貼り

天井ボード貼り

天井はプラスターボードの2重貼り。省令準耐火仕様で仕上げていきます。

40. 2015年11月07日
天井PBボード貼り

天井PBボード貼り

天井下地に続き、プラスターボードを貼っていきます。大工さん二人で協力しあいながら進めます。

41. 2015年11月07日
通気胴縁

通気胴縁

外壁は無塗装サイディングに吹付けを行っていきます。外壁は通気工法により空気の流れをつくり、壁内結露による腐食を防ぎます。

42. 2015年11月12日
サイディング貼り

サイディング貼り

外壁のサイディング貼りです。金物工法により金具で引っ掛けていきます。3×10板という大きいサイズの物です。

43. 2015年11月16日
階段造作

階段造作

廻り階段の造作。やはり手間の掛かる場所ではありますが、それがまた楽しいと言ってくれる若手大工の原です。ありがたいです。

44. 2015年11月21日
外壁コーキング

外壁コーキング

サイディングのジョイント部はコーキングで処理していきます。弾性のコーキングを使用していますが、十数年後にはやはり打ち替えが必要となります。それまでしっかりと持ってもらうように丁寧に施工。

45. 2015年11月21日
キッチン廻り造作

キッチン廻り造作

カウンターの前に奥様の作業カウンター。LDKにもうひとつ別のスペースがうまれます。

46. 2015年11月24日
外壁塗装

外壁塗装

外壁は吹付け塗装の吹き分け。アクセントで一部色を変える仕上げです。今日は下準備のみ。天気の様子を見ながら、一気に塗装仕上げていきます。

47. 2015年11月24日
内部造作

内部造作

大工工事も終盤です。天井の廻り縁に巾木の施工。

48. 2015年11月24日
キッチン設置

キッチン設置

ショールームで選んで頂いてから随分期間が過ぎていますので、どのようなものを選んだか忘れたころにやってきます。

49. 2015年11月26日
クロス下地処理

クロス下地処理

今日からクロス下地のパテ処理です。建物が出来てしまえば、その裏側がどのようになっているかは分からないものです。この住まいもそろそろ裏側が見えなくなります。よく見ておきましょう。

50. 2015年12月01日
雨樋取付

雨樋取付

シンプルな白な雨樋。これで外部まわりの工事が完了。足場の撤去が出来ます。

51. 2015年12月04日
クロス工事完了

クロス工事完了

下地も含めて1週間弱。クロス工事も完了です。全体的に優しい白で統一。

52. 2015年12月04日
足場撤去

足場撤去

外壁塗装、換気ダクト、雨樋など足場がないとできない工事も全て完了。今日中に足場を撤去します。

53. 2015年12月04日
クロス工事完了

クロス工事完了

部分的にアクセントで色・模様で変化をつけて、それぞれのお部屋に少し彩りを加えています。

54. 2015年12月05日
電気工事

電気工事

電気工事も仕上げです。一番ややこしそうな分電盤まわりに取り掛かっています。

55. 2015年12月07日
建具吊り込み

建具吊り込み

クロス工事も終わり、建具の吊り込み。いよいよ部屋らしくなってきました。

56. 2015年12月12日
収納間仕切り

収納間仕切り

打合せさせて頂きました内容で、クロゼット内部を間仕切っています。今後の生活に対応出来るように、可動棚でフレキシブルに。

57. 2015年12月14日
エコカラット貼り

エコカラット貼り

玄関とトイレの一部にエコカラット。調湿と防臭効果のあるタイルです。アクセントとしてもいい感じです。

58. 2015年12月19日
玄関土間打ち

玄関土間打ち

玄関とアプローチはタイル貼り。駐車場部との高低差を調整しているので、通常の建物より、1階床と土間のレベルが低く設定できます。改めて、これはいいわ。と思いました。

59. 2015年12月21日
玄関収納設置

玄関収納設置

これだけの収納量があれば十分かと思いますが、一番下のお子様が大きくなられた際はちょっと心配です。でも、そんな日が来るのも、これはまた楽しみですね。今日で大工工事は完了です。

60. 2015年12月26日
住設設置

住設設置

洗面台、洗濯パン、トイレの設置。必要な住宅設備の工事も完了です。内部の工事はこれにて完了。照明工事は来年ですね。

61. 2015年12月28日
境界ブロック積み

境界ブロック積み

境界となるブロック塀。ウッドデッキにガレージに。来年早々に外構エクステリア工事に備えます。

62. 2015年12月29日
いよいよ

いよいよ

来年1月にお引渡しです。建物はほぼ完成していますが、ウッドデッキなど外構工事はこれから本格化です。もうひと悩みありそうですね。それもまた楽しく乗り切っていきましょう。

63. 2016年01月09日
玄関タイル貼り

玄関タイル貼り

玄関とポーチにはグレーのタイル貼り。落ち着いた印象になります。駐車場と建物の地盤に高低差があるのですが、レベルを調整することで、段差の少ない、行き来しやすいアプローチがいいですね。

64. 2016年01月18日
駐車場土間

駐車場土間

誘発目地を取り、ワイヤーメッシュ敷き。コンクリート土間はどうしてもクラックが入りますが、なるべく入らないように出来ることはきちんとやっています。

65. 2016年01月22日
駐車場土間打ち

駐車場土間打ち

コンクリートを流し込み、左官屋さんがすぐさま押さえて、平滑にかつ、雨水の勾配をとりながら均していきます。

66. 2016年01月23日
ウッドデッキ工事

ウッドデッキ工事

西側の庭スペースと建物の間には大きめのウッドデッキを作っていきます。

67. 2016年01月24日
換気フード取付

換気フード取付

レンジフードの換気フード。高気密住宅ならではですが、同時給排タイプのレンジフードを採用していますので、給気と排気フードが並びます。つかず離れずの距離をキープです。

68. 2016年01月26日
ウッドデッキ工事完了

ウッドデッキ工事完了

ウエスタンレッドシダー。日本語で言うと米杉。加工しやすく、耐久性があり、かつリーズナブルな方です。ウッドデッキにはよく用いられている樹種です。クリアのオイルステイン仕上げです。

69. 2016年02月01日
畳設置

畳設置

リビングスペースは畳となります。ブラックの渋い色味。暗くなりすぎず、上品な感じに仕上がりました。

70. 2016年02月01日
カーポート設置

カーポート設置

つけるかつけないかを悩まれる方が多いですが、あるとやっぱり便利です。

71. 2016年02月02日
洗面収納

洗面収納

追加でご依頼頂きました洗面収納。間に合いました。洗面が少し広いので圧迫感がなく、収納量が倍増です。竣工間際でしたが、正解ですね。

72. 2016年02月05日
玄関ドア設置

玄関ドア設置

今までは工事用ドア。今日から、ちゃんとした玄関ドア。しっかりと養生していますが、落ち着いたこげ茶色。玄関廻りの印象が締まります。

73. 2016年02月16日
エアコン取付

エアコン取付

高気密高断熱住宅のエアコン工事は多少気を使います。量販店の職人さんも丁寧な方もいるのですが、必ずそうとも限りません。いつものうちの電気屋さん。やはり安心して任せておけます。

74. 2016年02月18日
竣工

竣工

東西に長い敷地をうまく活用したよい住まいとなりました。明日お引越しです。

75. 2016年02月18日
竣工

竣工

駐車場と宅盤に高低差があるのですが、その高低差を逆に利用することで、玄関の段差が少なく、非常に利用しやすい玄関になったかと思います。

76. 2016年02月18日
竣工

竣工

奥行きのあるLDK。対面カウンターでなくても、十分に家族との距離感を感じることが出来ます。ご家族のにぎやかな感じが目に浮かびます。

77. 2016年02月18日
竣工

竣工

有難いことにご主人のご実家も弊社で建てさせて頂いており、今回もご縁があり、家づくりをさせて頂いたことはとてもうれしいことです。明日のお引越しを前に最終確認。ついでに、2階からの眺めも最終確認。石切らしい夕暮れは、やはりほっとするものです。この眺めと共に新たな生活を楽しんで頂けることを願っております。